殺菌剤

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MICペンコゼブ水和剤

MICペンコゼブ水和剤

特長

●適用作物が多く、多くの病害に優れた予防効果を示します。 ●かんきつのサビダニをはじめチャノキイロアザミウマにも有効です。

※基本情報は横にスクロールすることができます。

有効成分
  • マンゼブ(化管法第1種)・・・80.0%
その他化管法該当成分
  • ヘキサメチレンテトラミン(化管法第1種)・・・1.8%
性状
  • 淡黄色水和性粉末 45μm以下
毒性
  • 普通物※
有効年限
  • 5年(10kg袋:3年)
危険物
包装
  • 500g×20、1kg×20、10kg×1

※普通物:「毒物及び劇物取締法」(厚生労働省)に基づく、特定毒物、毒物、劇物の指定を受けない物質を示す。

適用表

※適用表の中でスクロールすることができます。

※印刷は適用表PDF又は製品要覧からお願いします。

2023年12月20日現在の内容です。

作物名 適用病害虫名 希釈倍数 使用液量 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 マンゼブを含む農薬の総使用回数
みかん 黒点病 400~800倍 200~700㍑/10a 収穫30日前まで 4回以内 散布 4回以内
小黒点病 600~800倍
そうか病 400倍
チャノキイロアザミウマ
そばかす病
褐色腐敗病
400~600倍
ミカンサビダニ 1000倍
炭疽病 600倍
かんきつ(みかんを除く) チャノキイロアザミウマ
炭疽病
褐色腐敗病
そばかす病
汚れ果症
600倍 200~700㍑/10a 収穫90日前まで 4回以内 散布 4回以内
黒点病
小黒点病
600~800倍
ミカンサビダニ 1000倍
かき 炭疽病
落葉病
400~800倍 200~700㍑/10a 収穫45日前まで 2回以内 散布 2回以内
うどんこ病 400倍
なし 黒星病
赤星病
400~600倍 200~700㍑/10a 収穫30日前まで 5回以内 散布 5回以内
黒斑病
輪紋病
600倍
りんご 黒星病
赤星病
黒点病
斑点落葉病
褐斑病
炭疽病
すす点病
すす斑病
500~600倍 200~700㍑/10a 収穫30日前まで 3回以内 散布 3回以内
輪紋病 500倍
もも 黒星病
果実赤点病
せん孔細菌病
600倍 200~700㍑/10a 収穫21日前まで 3回以内 散布 3回以内
おうとう 灰星病 600倍 200~700㍑/10a 収穫21日前まで 2回以内 散布 2回以内
ぶどう 黒とう病
べと病
晩腐病
褐斑病
さび病
1000倍 200~700㍑/10a 収穫45日前まで 2回以内 散布 2回以内
オリーブ 炭疽病 600倍 200~700㍑/10a 収穫90日前まで 2回以内 散布 2回以内
びわ たてぼや病 600倍 200~700㍑/10a 落弁期まで 2回以内 散布 2回以内
マンゴー 炭疽病 800倍 200~700㍑/10a 収穫45日前まで 2回以内 散布 2回以内
すいか 炭疽病
つる枯病
400~600倍 100~300㍑/10a 収穫7日前まで 7回以内 散布 7回以内
褐色腐敗病 600倍
メロン つる枯病
べと病
400~600倍 100~300㍑/10a 収穫7日前まで 5回以内 散布 5回以内
きゅうり 炭疽病
褐斑病
黒星病
600倍 100~300㍑/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 3回以内
べと病 600~800倍
キャベツ べと病 400~600倍 100~300㍑/10a 収穫30日前まで 3回以内 散布 3回以内
はくさい べと病
黒斑病
白斑病
600倍 100~300㍑/10a 収穫30日前まで 1回 散布 1回
にんじん 黒葉枯病 400倍 100~300㍑/10a 収穫7日前まで 3回以内 散布 3回以内
ねぎ べと病
黒斑病
さび病
600倍 100~300㍑/10a 収穫14日前まで 3回以内 散布 3回以内
たまねぎ べと病
黒斑病
灰色かび病
400~600倍 100~300㍑/10a 収穫3日前まで 5回以内 散布 5回以内
ばれいしょ 夏疫病
疫病
400~600倍 100~300㍑/10a 収穫7日前まで 10回以内 散布 10回以内(無人航空機散布は3回以内)
疫病 100倍 25㍑/10a
さといも 疫病 500倍 100~300㍑/10a 収穫7日前まで 2回以内 散布 2回以内
てんさい 褐斑病 400~600倍 100~300㍑/10a 収穫21日前まで 5回以内 散布 5回以内
125倍 25㍑/10a
だいず べと病
紫斑病
400倍 100~300㍑/10a 収穫45日前まで 3回以内 散布 3回以内
にんにく 葉枯病 400~600倍 100~300㍑/10a 収穫7日前まで 5回以内 散布 5回以内
さんしょう(果実) さび病 600倍 200~700㍑/10a 最終収穫後から落葉期まで 3回以内 散布 3回以内
いちご 炭疽病 600倍 100~300㍑/10a 仮植栽培期 但し収穫76日前まで 6回以内 散布 6回以内
アスパラガス(露地栽培) 褐斑病 600倍 100~300㍑/10a 収穫終了後 但し、秋期まで 6回以内 散布 6回以内
斑点病
茎枯病
500倍
かぼちゃ べと病
疫病
600倍 100~300㍑/10a 収穫21日前まで 2回以内 散布 2回以内
やまのいも 炭疽病
葉渋病
400~600倍 100~300㍑/10a 収穫21日前まで 4回以内 散布 4回以内
トマト 疫病
葉かび病
800倍 100~300㍑/10a 収穫前日まで 2回以内 散布 2回以内
樹木類 炭疽病
斑点症(シュードサーコスポラ菌)
600倍 200~700㍑/10a 発病初期 4回以内 散布 4回以内
枝枯細菌病 新梢伸長期~発病初期

は有効成分を含む農薬の総使用回数を示すものです。

使用上の注意事項

(1)使用量に合わせ薬液を調製し、使いきること。 (2)てんさいに対して希釈倍数125倍、ばれいしょに対して希釈倍数100倍で散布する場合は、少量散布に適合したノズルを装着した乗用型の速度連動式地上液剤散布装置を使用すること。 (3)水溶性内袋入りの製剤を使用する場合には、次の事項に注意すること。 1)内袋は、ぬれた手で触れないこと。 2)外袋の開封後は、一度に使いきることが望ましい。やむを得ず保管する場合でも、できるだけ速やかに使いきること。 3)薬液の調製は容器内に所定量の水の3分の1を入れた後、必要量の内袋を開封せずにそのまま容器内に投入すること。その後、よく攪拌しながら容器内に水を定量まで加えること。 (4)石灰硫黄合剤、ボルドー液との混用はさけること。 (5)マンゴーに使用する場合、果実に汚れを生じるおそれがあるので着色期以降の散布はさけること。 (6)おうとうに使用する場合、果実肥大期以降の散布は果実に汚れを生じるおそれがあるので注意すること。 (7)ボルドー液との7日以内の近接散布は薬害を生じるおそれがあるのでさけること。 (8)蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにすること。 (9)極端な高温多湿条件下では、軟弱幼苗に薬害のでるおそれがあるので注意すること。 (10)散布量は、対象作物の生育段階、栽培形態及び散布方法に合わせて調節すること。 (11)適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用すること。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

人畜に有毒な農薬については、その旨及び解毒方法

(1)本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意すること。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けること。 (2)本剤は皮膚に対して弱い刺激性があるので皮膚に付着しないよう注意すること。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落とすこと。 (3)散布の際は農薬用マスク、手袋、不浸透性防除衣などを着用するとともに保護クリームを使用すること。作業後は直ちに身体を洗い流し、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換すること。 (4)作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯すること。 (5)かぶれやすい体質の人は作業に従事しないようにし、施用した作物等との接触をさけること。 (6)夏期高温時の使用をさけること。 (7)街路、公園等で使用する場合は、散布中及び散布後(少なくとも散布当日)に小児や散布に関係のない者が散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払うこと。

水産動植物に有毒な農薬については、その旨

(1)水産動植物(藻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用すること。 (2)使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきること。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないこと。また空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理すること。

引火し、爆発し、又は皮膚を害する等の危険のある農薬については、その旨

通常の使用方法ではその該当がない。

貯蔵上の注意事項

(1)高温下及び湿気を吸うと分解して効力が低下するので、直射日光をさけ、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管すること。 (2)水溶性フィルムで包装した製剤は、吸湿性があるので湿気には十分注意し、使い残りは外袋の口を堅く閉じて保管すること。