「第3回PCE2019」にてアクアロック新技術について発表

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 当社は、世界最大級のコンクリート用セメント分散剤、ポリカルボン酸系ポリマー(以下PCE)に関する国際学会「第3回PCE2019」にて、「Improved Air-void Quality and Rheology with Novel Amphiphilic Polycarboxylate-based Superplasticizer」という題目で、アクアロック新技術について世界で初めて公の場で発表しました。

 当社は、世界に先駆けてコンクリート用セメント分散剤、ポリカルボン酸系ポリマー(PCE)の特許を出願しました。当社が開発したPCEは、従来の天然物由来等の分散剤を凌駕する分散性能を有しています。これにより、より水比の少ない高強度領域のコンクリートを作ることが可能となり、コンクリート構造体の可能性を広げてきました。アクアロック製品や開発品について、日本触媒は数多くの特許で保護しています。

 今回発表したAmphiphilic PCE は、非常に微細な空気に改質しコンクリートの性能を向上させるだけでなく、コンクリートのフレッシュ時の粘性を低減し、施工性改善に大きく寄与する技術です。PCEが粗雑な空気をコンクリート中で作ってしまうという永遠の課題を解決する1つの方策として期待されています。

 当社は、今後も独創的で優れた技術を開発し、グループ企業理念「TechnoAmenity~私たちはテクノロジーをもって人と社会に豊かさと快適さを提供します」を実現してまいります。

【参考資料】
学会名:3rd International Conference on Polycarboxylate Superplasticizers (PCE2019)
日時:2019年9月24日-25日
場所:ミュンヘン工科大学
Webpage:http://pce-conference.org/

資料のダウンロードは下記リンクよりご覧ください。

以上

図1. IPEG、HPEGタイプPCEに関する当社保有特許(抜粋)
図2. Amphiphilic PCEの特徴および期待性能

【関連ファイル】

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